2016年11月30日水曜日

「DevFest Kansai 2016」を開催しました

こんにちは。GDG神戸の中谷です。

11/27に、5コミュニティ合同で、「DevFest Kansai 2016」を開催いたしました。
この5コミュニティとは、以下の5つのコミュニティです。

・ GDG京都
・ GDG神戸
・ KyotoGAS
・ GCPUG大阪
・ Kansai Users' Group of Golang

今回、場所はMOTEX大阪様にお借りして開催いたしました。
GDG神戸としては久しぶりに朝から夕方までの一日通しての勉強会です。
MOTEX様のとても広い会場をお借りしました!

午前中は基調講演としてGoogleより3名の方にご講演いただきました。

Google Inc デベロッパーリレーションズ プログラムマネージャー
鈴木 拓生 様
主にFirebase関連を中心にお話されていました

Google Inc デベロッパーリレーションズ デベロッパープログラムエンジニア
荒木 佑一 様
主にAndroid 7.0 , 7.1 Nougatの話が中心です

Google Inc クラウドプラットフォーム デベロッパーアドボケイト
佐藤 一憲 様
そして最後は、機械学習・GCPの佐藤さんのお話

基調講演はあっという間に過ぎていきました。
お昼休憩まで少し時間が空いたため、急遽鈴木さんから、質疑応答の時間に。
非常に答えづらい質問が多かったですね(笑)

そして午後からは、3会場に分かれての、セッションとなりました。
本ブログでは、全てではなく幾つかのセッションを取り上げます。

13:00-
会議室A 公募枠セッション 白山 文彦 様の
Firebase for Androidを活用したアプリ開発入門セッションです。

Firebaseを中心に作られたデモのメッセンジャーアプリを使いながら、
Firebaseの各機能(Analytics,Crashreportを中心に)の紹介及び、具体的な
実装方法についてご説明されていました。

結構量が多く、少し駆け足気味に進んでいきました
本セッションでは本運用アプリに近いような話も多くあり、実装したくて二の足を踏んでいるような方にとっては特に参考になったのではないかと思います。


14:15-
シアタールーム
シアタールームは、Androidのセッションです。
有限会社シーリス 代表 有山 圭二 様と
Google Inc デベロッパーリレーションズ デベロッパープログラムエンジニア
荒木 佑一 様にご講演いただきました。

まずは有山様のBack to the Custom Viewより。

有山様といえば、本を書けばバージョンが上がる方として有名ですね。
まずはその話から始まり、AndroidのカスタムViewの話に入ります。
カスタムViewはそもそもとして、それはカスタムViewにしないといけないの?
今のレイアウトファイルのプロパティで調整できるのでは?と言うような話に始まり
実際カスタムViewを使わないといけないときは何処をどう気をつけるべきかと
すごく実践的な内容でした。

書籍を出せばバージョンが上がることで有名な有山さん

次の荒木様のセッションは、なんと「動かす」という何やら色々と想像を掻き立てるようなタイトルでした。
実際の話しは、AnimationにまつわるViewを動かすという話でしたが、AnimationとAnimatorの違いや、TransitionAPIの話等が有りました。
AnimationはAndroidでは特にMaterialDesignを採用されたLollipopからより強調されるようになってきていますが、皆様の実装に役に立つ内容だったのではないかと思います。
今回デモアプリを作られていてスクリーンに表示し、操作されていました。
スクリーンが手元の操作端末とかなり離れており、
アプリ内のカーソル操作にかなり苦労されていました


15:30-
会議室A Daydream(GoogleVR) 岩田 宗一郎 様の
テクスチャで魅せるVR向けアセット制作セッションです。

岩田様のセッションは、主にグラフィック関係(3D)の話でした。
VRでオブジェクトを描画する場合はいかに処理を軽くするか。ただ軽くするとトレードオフとして画質やリアリティなどもちろん落ちてしまう。
そういうデメリットの分をいかに軽量処理でうまく見せるかというような話がありました。
今後VRでゲームを作りたい!と思っている人にはすごく有用だったのではと思います
グラフィック、特に光や、テクスチャの話がメインでした
次に、GDG神戸 野田さんより
タイトル
「モバイルVR「Daydream」について」ということでセッションです。
Daydreamとはなんであるか、今回はUnityでGoogleVRを実装する方法や
VRコンテンツでいかに酔いを少なく作成するかなどの話がありました。
もちろんコミュニティの紹介も忘れません

16:45-
会議室A 公募枠セッション
kinneko 様より「Cardboardは日本人向きじゃない!メガネでも使えるJAGOVISORの紹介と日本Androidの会VR部・金沢支部の活動」のセッションです。

kinneko様の話は、特にVR物理デバイスを色々作成されていて、どのVRデバイスがどういう理由で好評、または不評だったかという話がすごく参考になりました。
今後VRデバイスが流通していく中で、どのようにユーザーに心地よくVRを使っていただけるかということの参考になったのではないかと思います。
Googleさん(日本)で特にVRに力を入れてほしい!と力説されていました

そして、最後はLT大会です。
今回のLTは10名の申し込みの中で10名全て枠が埋まりました。
応募くださった皆様ありがとうございました。
全体的にはモバイル(Android)が多かったような印象を受けましたが、CloudVisionAPIや機械学習、FirebaseTestLab等の話もありました。

CloudVisionAPIの活用例
Firebase Test Labの話です
私も7.1 MR1のAppShortcutについてお話しました


と長丁場ではありますが、丸一日皆様お疲れ様でした。
今回は、関西5コミュニティ合同ということで大きめの会場をお借りして、多くの方にご登壇いただきました。
ご登壇頂いた皆様、本当に有難うございました。
この勉強会で得た知識や人脈などが、今後の皆様の活動において少しでもお力になれば幸いです。

また最後になりますが、この会場をご提供いただいたMOTEX様本当にありがとうございました。

Thank You!. All presenter and Audience
See you next time!

今回対応したスタッフ総勢です

2016年11月12日土曜日

KOF2016で「モバイルVR「Daydream」でVRの世界にふれてみる」を開催しました


こんにちは。 GDG神戸の中谷です。 

11/12に「モバイルVR「Daydream」でVRの世界にふれてみる」を開催しました。
 本イベントは関西オープンフォーラム(KOF)2016のセッションの一つとして行っています。
 本イベントでは、20名ほどの席をご用意していたのですが、当日立ち寄っていただいた方も多数いらっしゃいまして、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。(お席がご用意できなくて申し訳ありませんでした)

多数の方が立ち見の状況でした

今回はGDG神戸の野田さんが、スライドを用いて話すというセッション方式で行いました。
時間はおよそ50分程度だったこともあり、Unityの深い内容の話をせずに、
VRとはなにか、VRで気をつけることは?などのDaydreamでアプリを実装する際に
気をつけるようなことを重点的に紹介していました。
あとはUnityでGoogleVRを実装するにはどのようにすれば出来るかという話も紹介していました。

VRの説明をする野田さん


VRというのは話や動画などでは若干わかりにくいもののためも結構反応が鈍かったように
かんじました。
これはVR関係の勉強会を開催していく上で今後の課題かなと思います。
ただ、今回のセッションを通してVRコンテンツを作成するための勘所や、注意事項など参加者の皆さまがVRにのめり込んでいただくための重要な情報を共有できたのではないかと思っています。

参加してくださった皆様ありがとうございました。