2019年12月16日月曜日

「GDG DevFest Kobe 2019」を開催しました

こんにちは。GDG神戸の嘉多です。

12/15(日)に「GDG DevFest Kobe 2019」を開催しました。
会場はサントリーシステムテクノロジー株式会社様にお借りしました。
今回はDevFestということで、GCP、Flutter、TensorFlowと盛りだくさんの勉強会となりました。

「円周率世界記録31.4兆桁への道」岩尾エマはるかさん (Google)


最近話題になったGoogleの円周率計算桁数世界記録更新についてご講演いただきました。
エマさんはまさにこのプロジェクトの中心となった方で、ペタ単位のデータを扱う必要があったこと、その大量のデータの計算を1bitも間違ってはいけないという高精度が求められることなど、プロジェクトの具体的なお話を聞くことができました。

「all about Flutter Interact Keynote − Keynote で話されていたこと」兼高理恵さん (GDG京都)


12/11に開催されたFlutter Interactのキーノートで発表された内容のまとめのご講演をいただきました。
Flutterはプラットフォームを気にすることなく作りたいものにフォーカスできるようにすることを達成し、進化を続けているようです。
ツールも新しいものが登場していて、sketchからFlutterのコードを生成するなどデザインと開発のワークフローをつなげることも可能になったようです。

「TensorFlow for Mobile」Enrique Lopez Manasさん (Google Developer Expert)


TensorFlowをモバイルで扱うことについてご講演いただきました。
ビデオの映像からGCPで学習モデルを作ってモバイルデバイスに載せるまでのフローや、デバイスに学習モデルを載せておくことで非常に高速に予測結果を出せることなどのお話をいただき、モバイルでTensorFlowを扱うことのメリットが分かるご講演でした。

エンリケさんからは著書を寄贈していただき、じゃんけん大会が始まりました。

おめでとうございます!

「Accelerate Flutter Apps Development+DroidconKE 2019 Recap」神原健一さん (NTTテクノクロス株式会社 エバンジェリスト)


Flutter開発を高速化するためのTipsとDroidconKE 2019の振り返りのご講演をいただきました。
Flutter開発の高速化ではFlutter StudioでUIを構成できることやRiveというツールでFlutterアプリに簡単にアニメーションを導入することができること、LiveTemplateでのコーディング高速化などのお話をいただきました。
DroidconKE 2019 Recapではアフリカの開発環境の現状など、普段だと知り得ないお話を聞くことができました。

「Flutter1ヶ月と16日触って練習がてらiOS環境でリマインダー作ってる話」山口登さん (N高等学校学生1年生)


Flutterを始めてからアプリを作るまでの過程のご講演をいただきました。
中学生のときに初めてFlutterを触ったときはブロックプログラミングしか経験されたことがなく挫折されたとのことですが、それからJava、C#などのコーディングプログラミングやHTML、CSSを習得されて今回リベンジされたそうです。

LT 「Adobe見学会」岡村有紗さん (カナディアンアカデミー中学1年生)


Adobe本社の見学会レポートをご講演いただきました。
キッズプログラミングの大会に出場された縁でAdobe見学会に参加されることになったそうで、Adobe社が創造性を大事にしている会社だということが伝わってきました。

LT「flutterでCPUヘビーな処理をするとき」友澤啓太さん (freee株式会社)


Flutterで重い処理をするときの注意点のご講演をいただきました。
Flutterで単純にasync/awaitしてしまうと処理落ちしてしまうのでIsolateを使う必要があり、Dartでfoundation.dartのcompute関数を使うと便利に使えるというお話でした。

記念撮影


記念撮影はオーガナイザーの野田さんが最近購入したドローンで撮影しました。
高さからしてドローンで撮る必要は全く無いということは内緒にしておきますが、素晴らしい写真が撮れました!
(なお、野田さんはドローン操作に夢中で下を向いています)


GDG神戸ではGoogleの技術に興味のある方のご参加をお待ちしています。
私たちの活動にご興味を持たれた方はぜひDoorKeeperにご登録ください。イベント公開時にメールでお知らせを受け取ることができます。
最後になりますが、会場をご提供いただきましたサントリーシステムテクノロジー株式会社様、ありがとうございました。

2019年8月11日日曜日

「Mix Leap Study - Android x Flutter 勉強会」を開催しました

こんにちは。GDG神戸の嘉多です。

7/25(木)にヤフー株式会社様と共催で「Mix Leap Study - Android x Flutter 勉強会」を開催しました。
会場はMix Leap会場のグランフロント大阪です。
今回はFlutterとAndroidネイティブのセッション形式の勉強会でした。



まずはGDG神戸の中谷さんから「Google IO 振り返り + in app update実装例」ということで、ユーザーがアプリをアップデートしてくれないことについて切り込んで講演いただきました。
これまではオンラインでアプリのバージョンを確認して強制的に更新してもらうような仕組みを独自で作らなければならなかったものが、In-App Updateの仕組みによってアプリ内で更新リクエストをかけることが可能になりました。
また、Play Storeアプリにリクエストすることになるため、アプリにInternetパーミッションをつけなくてもよいという副次的な利点もあるようです。



続いてGDG神戸オーガナイザー野田さんから「Flutterとプラットフォーム依存の処理の対応について」ということで、Flutterとネイティブコードを連携させるための方法について講演いただきました。
FlutterからAndroidのネイティブコードを呼び出すという情報はよくあるようですが、今回は逆にAndroidのネイティブコードからFlutterのコードを呼び出すという逆パターンの方法のお話でした。



最後にヤフー株式会社こばしんさんから「Navigationの採用を検討してみて、
色々考えた話を共有するよ」ということで、AndroidネイティブでNavigationを採用するにあたって調査したことや試したことを講演いただきました。
Activityを行き来した際に裏で何が起きているか、Fragmentとの比較などかなり踏み込んだ内容で、業務アプリを作る際のパフォーマンスを考えるのにも有用なお話でした。



セッションのあとはヤフー株式会社様より懇親会の席を設けていただき、登壇者や参加者との交流の時間となりました。


GDG神戸ではGoogleの技術に興味のある方のご参加をお待ちしています。
私たちの活動にご興味を持たれた方はぜひDoorKeeperにご登録ください。イベント公開時にメールでお知らせを受け取ることができます。
また、ヤフー株式会社では定期的にMix Leapというイベントを開催しています。こちらにご興味を持たれましたらぜひconnpassからイベントをご確認ください。
最後になりますが、会場と懇親会をご提供いただきましたヤフー株式会社様、ありがとうございました。

2019年6月17日月曜日

「Google I/O Extended 2019 Kobe - Flutterコードラボ -」を開催しました

こんにちは。GDG神戸の嘉多です。

6/16(日)に「Google I/O Extended 2019 Kobe - Flutterコードラボ -」を開催しました。
会場は今回も「キッズプログラミングスクール8x9」様にお借りしました。
今回はGDG神戸のオーガナイザー野田さんによるFlutterの概要説明から始まり、コードラボをこなしていくイベントでした。

第一部はFlutterの概要セッションです。
FlutterはMaterial DesignやCupertino Widgetに対応していて、美しい見た目のAndroidアプリやiOSアプリを出力することができるそうです。
また、静的型付けで型安全であり、ロックレスGCという完全停止する瞬間のないGCを実現しているそうです。



第二部はIntro to Dart for Java Developers、Java開発者向けのDartコードラボです。
Intro to Dart for Java Developers
こちらの公式コードラボサイトを参考に、クラスを作っていくコードラボでした。
ここでは自転車クラスや図形クラスを作っていき、Dartの便利な書き方を学んでいく内容になっていました。
factoryパターンも言語仕様レベルで利用を想定されており、予約ワードで明示的にファクトリメソッドを定義できるようです。


第三部はWrite Your First Flutter App, part 1、はじめてのFlutterアプリです。
Write Your First Flutter App, part 1
こちらの公式コードラボサイトを参考に、Flutterアプリを作っていくコードラボでした。
このコードラボでは実際にAndroid/iOSアプリを作り、エミュレータや実機で実行してみる内容でした。
Flutterフレームワークを使ってDartで実装し、ウィジェットなどを配置してアプリで表示してみました。
このコードラボでは最終的に無限スクロールのリストを作成しました。
ネイティブAndroidだとAdapterを書いたりして結構複雑な処理を書かなければなりませんでしたが、Flutterだと簡単に書けました。ここはDartの言語仕様がいろいろと機能を持っているからだと思いますが、APIを呼んだりしてリモートからデータを取ってくる場合にどの程度簡潔になるのかが気になるところでした。


第四部はFirebase for Flutter、FlutterでのFirebaseの使い方です。
Firebase for Flutter
こちらの公式コードラボサイトを参考に、FlutterアプリでFirebaseを使うコードラボでした。
赤ちゃんの名前を投票するアプリで、Firebase Databaseで設定したデータをリスト表示して、タップするとFirebase側のデータを更新するというものでした。

簡単にFirebaseに接続することができるので、サーバレスなオンラインアプリなども気軽に作ることができそうです。

Androidでは意外と面倒なMaterialDesignの実装をさらっとやってのけ、コードも簡潔に書けるFlutterの今後の進化に期待です!

Flutterピンズの争奪戦に燃える一同

コードラボが終わったら飲み会


GDG神戸では今後もFlutterをキャッチアップしていきますので、ご興味のある方はぜひDoorKeeperにご登録ください。GDG神戸のイベントのお知らせなどを受け取ることができます。
最後になりますが、会場をご提供いただきましたキッズプログラミングスクール8x9様、ありがとうございました。

2019年3月25日月曜日

「【大阪】Firebase Meetup in Osaka #2(共催:GCPUG神戸+GDG神戸)」を開催しました


こんにちは。 GDG神戸の中谷です。

3/24に「【大阪】Firebase Meetup in Osaka #2(共催:GCPUG神戸+GDG神戸)」を開催しました。
本イベントはFJUG Osaka/GCPUG 神戸/GDG神戸と共催で行い、会場はBillage OSAKAで開催しました。

今回はMeetupでメインセッションが1つ+LT形式の勉強会で、メインセッションはFirebaseプロダクトマネージャーのMichael McDonaldさんにご講演いただきました。

このセッションについては、通訳なしの英語だったのですが、スライドを日本語で書いていただいていたこともあり、皆様聞きやすかったのではないでしょうか。

今回発表頂いた内容は、どのように、サーバーレスコンピューティングで高品質、高いセキュリティのアプリケーションを作るかという話でした。(Firebaseはサーバーレスですよね)
私もFirebaseのいくつかの機能を使っていてどのようにセキュリティを担保していくかと言うところは常々考える必要があると思っており、どこまでを開発者がケアするのか、どこをGoogle(プラットフォーム側)がケアしてくれるのかという境目を認識する改めていい機会になったと感じています

質疑応答については通訳の方にお願いしながらいくつか質問が上がっていましたが、私が気になったのは、AWSとGCPの違いがわかりません。GCPのいいところを教えてくださいというど直球な質問でした。Michael McDonaldさんも苦笑いでしたが、中々回答の難しいものですね(笑)やはりケースバイケースということでしょうか。

セッション終了してLT終了後は、懇親会!ということで、今回は非常に沢山の飲食をご用意頂いたのですが、実は写真を取り漏れております。。。
なので脳内で想像していただくとしてですが、今回の懇親会では普段の勉強会よりも、色々な方々の交流があったように思います。
Firebaseはモバイルから始まりましたが、今はWebも含めて様々なプラットフォームで利用できるため他の要素技術を持つエンジニアも多く、いい刺激になったのかなと思います。

この後には、「Kiiiya Hommachi」で2次会?と言うなのもくもく会があったようです。
私は参加できませんでしたが、いつもの通りのオーガナイザーの写真をアップしておきます

いつものようにVRですね



今回非常に沢山の方にご参加いただいたことと、登録されている方の出席率が非常に高く、運営側としても良かったと感じる部分が多くありました。
主観にはなりますが、Firebaseは非常にいいツールです。簡単に色々なことを実現してくれるため「とりあえずサービスやアプリを作りたい」という思いで簡単に始められます。しかしこれがプロダクションに乗ったらどうでしょう。このままでいいのか?そんなことを考えさせられるMeetupだったかなと思います。

GDG神戸でもFirebaseはキャッチアップしていきたいと思います。
ぜひDoorkeeperにご登録ください。