2018年10月9日火曜日

「Flutter勉強会(9/29)」を開催しました

こんにちは。
GDG神戸オーガナイザーの野田です。

9/29(土)に「Flutter勉強会(9/29)」を開催しました。
会場は今回も「キッズプログラミングスクール8x9」様にお借りしました。

FlutterはDart言語によるモバイルアプリ(Android、iOS)の開発フレームワークのことです。
画面に配置するUIを記述するだけで、マテリアルデザインが適用されたアプリが構築できます。しかもAndroidとiOSのどちらでも動作します。
従来のマルチプラットフォーム用フレームワークと異なり、UIをAndroid用、iOS用と別に用意する必要がなく、シンプルな実装で素晴らしいUIが作れるのが特徴です。
また、パッケージ(ライブラリ)も豊富で、従来のネイティブコード(Java、Swift等)で実装するよりも楽に書ける(しかもどっちも動く)のも特徴の一つです。

9月中旬にRelease Preview 2が公開され、次のアップデートではFlutter 1.0がリリースされるとのことです。
扱いやすさから、今後はどんどん広がっていくのではないかと期待できるフレームワークです。

GDG神戸は今年からFlutterに注目しており、今回はFlutterを扱う勉強会の3回目となります。
関西圏では珍しく、今後も積極的に勉強会を実施していこうと思ってますので、良かったら今後のGDG神戸の勉強会をチェックしてみてください。



さて、今回の勉強では、Flutter初心者を対象に、登壇者の実装ノウハウを共有することで、少しステップアップする感じのものとなりました。

最初は毎回やっていますが、GDG神戸のやこままさんにFlutterの概要説明をしていただきました。翻訳スライドはこちらです。元スライドはこちらになります。
毎回わかりやすい説明で、Flutterを知らない人がFlutterがどういうのものかを知るには、ちょうど良い内容でした。
Flutter公式資料の翻訳

そのまま引き続き、やこままさんがFlutterでレイアウトを構築するときに、どういう風に考えているかを、分かりやすく説明していただきました。
Flutterでのレイアウト構築の考え方

次はスーパー小学生のアリサさん。「RemindMe」という位置情報(場所)と紐づくTODO管理アプリを作成され、そのアプリについての実装ノウハウを発表していただきました。
また、このアプリで「Tech kids grand prix」の決勝大会まで進んだとのことで、惜しくも優勝は逃しましたが、今後の活躍が楽しみな子です。
位置情報と紐づくTODO管理アプリと
「Tech kids grand prix」決勝大会について

そして、Flutterについて非常に豊富な知識を持つ、株式会社tech vein(テックベイン)の河本さんです。「AndroidやiOSのアプリ開発でいつも私がやっていることをFlutterでやってみた」というタイトルで、Clean Architectureで設計する方法や、本番とテストで設定を切り替える方法、CI/CDツールの選定について、Flutterの場合どうすればいいかを発表していただきました。
モバイルアプリ開発者向けの、Flutterに移行する場合に気になるノウハウで、かなり濃い内容でした。
モバイルアプリ開発者向けの、
Flutterに移行する場合に気になるノウハウ

最後は僕、GDG神戸オーガナイザーの野田です。※毎度のことながら写真はありません…。
Easy Video Bucket」という、ストレージ内の動画再生、Youtubeの検索とお気に入りリストの作成が簡単にできるアプリをFlutterで作り、そのアプリでAdmobを実装したため、FlutterでAdmobを実装する方法について話をしました。
資料はこちらになります。


回を重ねるにつれ、かなりノウハウもたまって来ているので、もっと皆さんと共有できたらと思っています。
なにより、Flutterでアプリを作るのはすごく楽しいので、ぜひ触ってもらいたいですし、ハッカソンとかもやっていきたいなと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。