今年のGoogle I/OでAndroidでのKotlinの正式言語化が発表され、つい最近ではAndroid 8.0 Oreoがリリースし、Android Studio 3.0もBeta5まで来ています。
ということで、9/18に「Android Oreo with Kotlin&Android Studio 3.0勉強会」を開催しました。
まず最初は株式会社サイバーエージェントの藤原 聖様に「今すぐ始めるKotlinによるAndroidアプリ開発」というテーマでご登壇頂きました。
サイバーエージェントではKotlin1.0が登場する前から実プロダクトにKotlinを採用し、最近では様々なアプリのKotlinへの置き換えが行われているそうです。
今回は、それらの知見からJavaでの開発とKotlinでの開発の相違点などについて話してくださいました。
続いては、ヤフー株式会社の森 洋之様に「Kotlin Contribution Guide」というテーマでご登壇頂きました。
Kotlinという言語自体へのコントリビュートではどのようなことをするのかという一連の流れを、実際にライブコーディングしながら紹介してくださいました。
個人的に、言語自体へのコントリビュートというのはハードルが高いように感じていましたが、QuickFixの追加などの手軽にできそうなものもあることを知り、機会があれば挑戦してみようと思えるようになりました。
続いては、有限会社シーリスの有山 圭二様に「Android Studio 3活用術」というテーマでご登壇頂きました。
今年のGoogle I/Oで発表されてから中々正式版がでないAndroid Studio 3.0ですが、そんなAndroid Studio 3.0の新機能について話してくださいました。
ちなみに本や資料を書くとその題材にしたテーマの技術やツールがアップデートすることで有名な有山さん。今回は登壇数時間後にAndroid Studio 3.0 Beta 6が提供されました。流石ですね。
続いては、GDG神戸の中谷 克紀さんに「Target SDK Version 26に上げたときに躓いたこと」というテーマでご登壇頂きました。
今まではTarget SDK Versionを上げるだけで大抵どうにかなっていたものが、今回は通知がでなくなったり、強制終了したりということが起こるため、様々なアプリで対応が必須になりそうだなと感じました。
続いては、株式会社メルカリの菅井 純様に「Prepare for Android 8.0」というテーマでご登壇頂きました。
中谷さんと同じく、Android Oreoに対応するにはどうすればいいのかという話をしてくださいました。
また、Oreoへの対応だけでなく、VectorDrawableの動的呼び出しやクレジットカード利用のサービスにおけるTLS1.0無効化の影響等、過去のOSのサポートについても述べられていました。
セッショのあとは希望者によるLTを行いました。
1番手のfurusinさん
育休エンジニアについて話されるfurusinさん |
2番手のscacheさん
KDocについて話されるscacheさん |
3番手の橋度朋弥さん
設定画面から自作アプリを起動する方法について話される橋度さん |
4番手の嘉多さん
Android Thingsについて話される嘉多さん |
今回は私も5番手としてLT参加しました。
(写真がないです…悲しい)
資料はこちら。
6番手のケノドンブノアさん
Daggerについて話されるケンドンブノアさん |
最後は会場提供頂いたヤフー株式会社様です。
ヤフーでは10月から大阪オフィスを増床するそうで、それに伴いエンジニアの積極採用が行われているとのことでした。
今回、会場提供頂いただけなく、懇親会の食事等も提供してくださり、とても恵まれた環境で開催することができました。
提供頂いた飲食物たち |
ヤフー株式会社様、本当にありがとうございました。
現在はまだベータ版のAndroid Studio3.0やGoogle製端末にしか配信されていないAndroid Oreoですが、今後普及するにあたり必ず対応が必要になると思います。
今回の勉強会での知見が皆様の役に立てると幸いです。
参加してくださった皆様及び登壇者の方々、会場提供頂いたヤフー株式会社様、改めてありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿